第二回ロットの当選者様専用ページです。
購入はおひとり様一個、一回の購入とさせていただきます。
当選者様以外の購入は無効とさせていただきます。
複数個購入されても一個の購入に変更させていただきます。あらかじめご了承ください。
※お届けはご購入確定後から随時発送させていただきます。
このモデルはグローブの形状がフラットとスタンダードの二種類展開です。今回の販売はフラットのみとなります。

↑FLAT GLOBE
販売価格は10800円
送料は別途です。
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“ロゴがなくても成立するか”
38kt skelton
Celluloid
“tortoise”
38kt × CALMA STORE
38ktをカルマストアで別注してもらおう。
そう、企画がスタートしたとき、ある程度の方向性を決めました。
①灯さなくても絵になる
※むしろ灯さない時が素敵なくらいが理想。
②ロゴやデザインに頼らない。
※理想はロゴも何もなくても成立すること。”らしさ”があること。
③素材やデザインにちゃんと選んだ意味があること。
以上のことを大事にして、進めてきました。
LEDのおかげで、現代だからこそ、照明に採用できるようになった素材、セルロイド。
“五千年を灯りに閉じ込める”
38kt Skeleton
Colluloids tortoise
CALMA store limited
@38kenkyujo ×CALMA STORE
人間と鼈甲の歴史は古く紀元前三千年前から。
気の遠くなるような悠久の時間の中で、今も人々の間で認知され、実用されている素材がいくつあるでしょうか。
38ktに使用された素材は本物の鼈甲ではありません。
合成鼈甲と言われるセルロイド製の素材です。
今は本物の鼈甲は使えませんし、そもそも中に入れられるような加工もできない。
どうしても、再現したい人たちがあの手この手で時代に合わせて素材をかえ、方法を変えて再現してきた鼈甲柄。
五千年も前から人々に愛されてきたこの柄を、あかりに閉じ込めたなんて、なんだか浪漫だと思いませんか。笑
お手元に届きましたら、灯りを眺めながら、、
なぜ、こんなにも長く愛されてきたのか?に想いを巡らせてもらえると嬉しいです。
38ktをカルマストアで別注してもらおうと考えた時、ある程度の方向性を決めました。
素材やデザインには、ちゃんとそれを用いた理由があること。
いつの時代も人々に愛されてきた素材を選定する中で、この鼈甲柄候補に上がりました。
だけど、通常の38ktのボディーに鼈甲柄をつけても、どれもなんだかしっくりこない。
鼈甲特有の立体感のある柄もなかなか再現できない。
そんな理由で鼈甲柄は保留をしていました。
そんな中、38研究所さんに訪問させてもらった時に偶然試験的にスケルトンで染めたサンプルを見て、鼈甲と相性が良いのでは?と思い無理をお願いして試作してもらったことから、鼈甲柄が実現しました。
ご存知38ktのホヤに当たるスタンダードのカバーは内側に波波のある仕様。
ホヤも波波がある物とフラットに変えた時では印象も全然違うので悩んだ末に、フラットなホヤも選択できるようにしました。
また、スケルトンは通常の38ktと違ってボディーも光が透過します。
各パーツの厚みも違うし、中のパーツも見える。
その光の濃淡が鼈甲柄の濃淡と重なりスケルトンならではの特徴をうまく活用もしてくれます。
カルマストアではプラスチック製品はあまり作らない方向で進めていました。
ですが、この世からプラスチック製品は無くなることはないのが事実。
プラスチック製品でも所有感のあるものが作れる。
長く愛せるものもある。
そして「良いものは作れる」を実践していきたいと思い、プラスチック素材に関しては吟味しながら、やる価値があるなら採用はしていきます。
ただし、CALMA STOREは今後も梱包などを筆頭に、使い捨ての用途でプラスチックの採用は可能な限り使わずにしていくことは継続していきます。
そして、時代に抗いながらも、柔軟な姿勢で時代に沿うこともバランスをとりながら、「世の中に肯定的な違いを生み出せる」ような活動をしていきたいと思っています。
先に販売している38 the rich は生産量も少なく、たくさんの方からご要望いただいたにも関わらず引き続き供給数量に限界がありますが、このtortoiseは比較的数量を確保できそうです。
余談ですが、この38kt tortoiseには続きがあって、さらにこれに取り付けるアイテムも控えています。
何を企画しているかはお楽しみに
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セルロイドについて
1856年
今から160年以上前に誕生しました。
世界で初めて作られたプラスチック。
自然素材で作られた合成樹脂。
もっと安価で、たくさん作られる石油ベースにポジションを奪われてしまった素材。
そのセルロイドを使うことの意味や意義は何か。
セルロイドの最大の弱点は燃えやすさ。
170度を超えると自然発火する恐れのある素材。
結果、ポリ塩化ビニルなどの後発の合成樹脂素材に取って代わられ、1996年以降、日本国内では生産されていません。
セルロイドはプラスチックですが、現代でいう定義のプラスチックには出せない立体感、発色が特徴。
ただ、今までの電球や照明には火災の危険性で使われることはありませんでした。
LEDは、光自体に発熱はほとんどない。
現代だから、セルロイドを照明に使えるようになったと言っても過言ではありません。
むしろ、この時代の恩恵を受けて、初めて照明に使える時が来たのかもしれません。
※170度で発火する恐れは変わりありませんが、焚き火や熱源の近くにあることで、170度近いことになれば、38kt本体も変形や溶融を免れない状況です。
そんなセルロイドを本体の内側に入れる。
内側に入れることで、屋外で濡れようが、汚れようが、鋭利なものにあたろうが、気にしないで使えます。
持ち運びが便利なので家でも外でもいろんな場所に持ち出しても汚れや傷を気にしないでいられます。
そんなセルロイドを採用してはどうかと思ったとき、最初に浮かんだ柄は鼈甲でした。
残念ながら、初回サンプルを作ったときに思った鼈甲の立体感が再現できず、、採用には至りませんでした。
いろんなセルロイドを取り寄せ、試行錯誤をするうちに、たどり着いたのは38 the rich “Mother of pearl”
38kt tortoiseと同じくセルロイドを使用していますが、雰囲気の違いを共に楽しんでいただけたら幸いです。
この照明たちは現代だから実現した照明。
“現代の恩恵を享受する”
そんな観点から見てもらえたら嬉しいです。