さあ、パンツの話をしよう Part 1 「いつもの無地のパンツでは生まれない気分がある」
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こんばんは。
店主です。
インスタでもくどいのに、ここでもくどくても良いでしょうか。。
お暇な時にでも、読めるところまで読んでください。

さてさて、Instagramでの投稿で見てくれた方もいらっしゃると思いますが、ROKXさんとコラボレーションアイテムを作ることになりました。
色々書きたいことは山ほどあるのですが、整理します。
そもそもROKXさんとはどんなブランドなのか?
まずはそれから。

ROKXというブランド
ROKX(ロックス)というブランドを知るには、1970年代のヨセミテまで遡る必要があります。
当時のヨセミテには、「Stonemasters(ストーンマスターズ)」と呼ばれる若いクライマーたちがいました。
既存の価値観に縛られず、岩を登り、キャンプをしながら、独自のカルチャーをつくっていった世代。
その中心人物のひとりが、ROKXを立ち上げたMike Graham(マイク・グラハム)。
クライマーが、自分たちのためにつくったパンツ
当時は、現在のようにクライミング専用のウェアが充実していた時代ではありません。
クライマーたちは既製のパンツなどを穿いて岩を登っていました。
しかし、普通のパンツでは脚を大きく開いたときに突っ張る。
ベルトやバックルも、クライミングでは邪魔になる。
「もっと自由に身体を動かせるパンツが必要だ」
そんな実際の経験から、股下の動きを妨げにくいガゼットクロッチや、簡単にウエストを調整できるウェビングベルトといった構造が生まれていきます。
今ではアウトドアパンツでよく見るディテールですが、その背景には、実際に岩を登っていた人たちの経験があります。
Gramicci、そしてROKXへ
Mike Grahamは1980年代、Gramicci(グラミチ)の創設に関わります。
現在では世界中で知られるGramicciですが、そのルーツにはヨセミテのクライマーたちの生活と経験がありました。
その後、Mike GrahamはGramicciを離れます。
そして2000年に立ち上げたのが、
ROKX(ロックス)。
だからROKXとGramicciは、単に似たパンツをつくっているブランドという関係ではありません。
その源流には、同じ人物とヨセミテのクライミングカルチャーがあります。
良い道具には、その形になった理由がある
“店主が感じるROKX”
ROKXを見ていて面白いと思うのは、単に「デザインが格好いい」ということではありません。
なぜ股下がこの形なのか。
なぜベルトがこうなっているのか。
なぜ動きやすいのか。
そこには、それぞれ理由があります。
岩を登って、
動きにくいと感じて、
もっとこうだったらいいのにと思って、
必要に迫られながら形になっていった。
ファッションから生まれた形ではなく、使うことから生まれた形。
機能が先でデザインはその結果として生まれた。
確かな機能美があります。
そんなROKX
もう十何年も前でしょうか。
店主も一枚持っています。
※今は体重が15kgも増えちゃって履けません。

これが店主のと同じクライミングジョガーパンツ
ダックハンターカモ柄。
当時から全く考えが変わってないのですが、、
上半身のアウターは柄は選ばない。
下半身は少し印象の強いものを好む傾向があります。※特に冬物。
とはいえ、普段から派手な柄のパンツを履いているかというとそうでもなくて、、
上下無地で
なんだか、”つまらないな”と思う時にパンツに個性のあるものをチョイスしています。
当時からグラミチの創設者の新しいブランドと聞いて”なんだか通好みでいいじゃない”と思っていたのを覚えています。
その時は、おじさんになってその通好みのROKXさんとコラボレーションをする時が来るなんて、、
なんだか感慨深いです。
さて、せっかくの機会。
カルマストアらしく表現したいなと、色々と考えを巡らせました。
基本路線は下記の通り
ただ、色を変えただけ、ロゴを入れただけ。
そんなことは絶対にしない。
ちゃんとしっかり熟考し、それがしっかり反映されていること。
このフィルターをまず通しました。
こうなったらオリジナルの柄をプリントしたクライミングパンツを作ろう。
そこからスタート。
その中でも最重要ポイントはシルエットと柄の方向性。
まずは柄と色。
一言でいうと合わせやすい。だけど個性がしっかりある。
都市でもフィールドでも違和感がない。
クライミングパンツとしてのアイデンティティをしっかり感じること。
そこを大事にして、企画しました。
そこで行き着いた答えがコチラ

カルマストアがオリジナルで作った
ミッドナイトパーチ柄
ご存知の方も多いはず。。
これはリアルツリー社のように自然の風景を模写した柄です。

※基本的な街で見かけるこの手の柄はもれなくリアルツリーブランドのライセンス生地の中からブランドが選んで採用しています。しっかりとリアルツリー社のロゴが散りばめられています。
私たちはそれを一から作りました。
なぜならリアルツリー社の生地から選んだとしてもそれは私たちのものじゃない。
“ただ選んでだけだから”
どうせなら自分たちが思う柄を作ろう。
この柄はそこからスタートしています。
そこで目をつけたのが白樺。

どんな柄をモチーフしようか散々と悩んだ末に思い立ったのが、闇夜に白樺の森の中。
夜の森は怖い。だけど不思議と白樺の森なら美しさが勝つような気がしました。
そしてカルマストアのチームデザイナーに相談。
闇夜の白樺と差し色の葉を描いてもらったのです。
さて、ここからが本題ですよ。
写真を見て”こんな派手なの着れない”
そう思ったあなたへ提案です。
世に出回っているダウンやアウターは無地が多いのでは?
仮に柄物があってもやっぱりアウターは無地なものを選ぶ方が多いのではないでしょうか。
体の上は無地のモコモコしたアウター。
パンツは少し個性のあるゆったりめのパンツ
ここに、このパンツの魅力がギュッと詰まったところ。
個性があると言っても黒がベースなので、上着の合わせ方でいろんなスタイルになります。
そして意外といろんな色やスタイルに合うのがポイントです。
パンツは無難な色や形になりがちですが、カルマストアの提案はこんな大人の個性が光るパンツ。
ここ数日、履いてみているのですが、
“無地のパンツにはない、なんともいえない感覚があります”
例えていうなら無地の無難なパンツで気分がこんなに上がらないし、特別に思わないだろうな。
そんなふうに感じています。
しかもクライミングパンツの系譜をしっかり受け継いだ動きやすさ、快適さ。
体型を選ばない、ゆったりとしたシルエット。
細身の方も体の大きな方もそれぞれの特徴をカバーして活かすシルエット。
そんな物ができました。
現在は最終調整中で、細かな仕様を決めている段階です。
試作品は今後のイベントやポップアップに展示予定ですので、ぜひ実物を触って履いてみてください。
販売は12月を予定しております。
まだまだ書ききれないので2回目分けて、魅力を伝えていきたいと思います。
そして、女性にバッチリな気がしてます。
アウターと合わせた写真や、女性モデル着用の写真などで魅了をパート2で紹介したいと思います。
長々と最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、ブログでお会いしましょう。
“パンツの話をしよう”
2回目に続く。