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「礼節が人をつくる」大人のキャンプにエプロンを。

「礼節が人をつくる」大人のキャンプにエプロンを。

Posted on 10月 3, 2024


焚火が恋しくなる季節がやっと始まりましたね♪

こんにちは、ゆやのです!

蒸し暑い夏がようやく過ぎて、私の住む九州でも長袖にそろそろ衣替えの時期です。

日本で初めて柄物のエプロンを作ったお父さんのいるROOMSWINGSさんとのコラボ。

前回の投稿はこちらから→共に殻を破れるか・・限りなく外に近いエプロン

上記の記事ではROOMS WINGSさんとの出会いを話しましたが、サンプルができあがったとの事で写真いただきました。

これが・・・・、

こんな感じに。

TYPE-A

私がこのエプロンを使いたいと思ったシーン。

MMMのランタンのメンテナンスの時に着たくなることにこだわりました。

当店のランタンは、ご存じの通り灯油ランタン。寒い冬にプレヒート不足で炎上させて煤焦げさせることも。

自宅やキャンプの最中にメンテナンスする際、気になる灯油のにおいや煤汚れ。

特に煤汚れは落ちにくい汚れなので、服に付かないように気を遣います。

そんな時にこのエプロン。普段着にさっと羽織るだけで汚れ防止になるし、しっかりした生地なのでガシガシ洗濯機で洗えるのが便利。

色味は煤汚れ、オイル染みが比較的目立たないkhakiを選び、パイピングをアクセントのBrownにしました。

前部分のポケットはそのまま手袋代わりになるので、煤で汚れたランタングローブを外したり拭いたりする時に勝手がいい。キャンプ中も、皮手袋が必要なほどでもないときに役立ちます。

エプロンって響き、どちらかというと女性の仕事着なイメージ...,でしょうか?

店主からもわざわざエプロンってキャンプで使う!?と厳しい意見もいただきました。

だけど正直、「エプロン」だからいいんです!

ちまたには、かっこいい色んなブランドさんのキャンプベストが溢れてる。大好きなブランドのアウトドアウェア着るのも一つの楽しみだと思います。

だけどベストって似合うか似合わないか、、、背や体形で人を選びませんか?

このエプロンのデザインは、割烹着のように被って着るデザインだけど、横がD缶になっているので、腹囲フリー(笑)ビールをしっかり飲んだお腹も隠せます。

前後ろも好きに着られるので、大きな後ろポケットを前にもってくれば、焚き火用の火種になる枯れ枝や松ぼっくりをちょっと拾って集めるための袋代わりになったり、キャンプ中にどこに置いたか忘れやすい携帯や車のキーは、被せ付きのポケットにしまえる。

エプロンだから、ロゴを見せびらかさずに落ち着いた雰囲気に。かといってデザインがシンプルすぎないから、ウエアとして重ね着にしてもダサくない。

1983年創業してからエプロンひとつを作り続けた会社のデザインには、無駄がない。

すでに完成された形にリスペクトしてそのままのデザインを使用させて頂きました。

 

TYPE-B

春夏秋冬、季節を問わず重ね着して合わせやすいネイビーを採用。特に夏、暑いから白地を着たくなるけど、アウトドアに白って汚れが気になって不向きに感じるんです。

そんな時にこのエプロンを重ね着してもらえたらと想像。D缶とリベットはシルバーに。

でも、なんだかそれだけではカルマらしさを感じないので、ワンポイントにカルマのテーマカラーでもあるマリーゴールドオレンジを忍ばせました。

製造元さんで使用できるオレンジの布がなくて無理をいいましたがアクセントになるオレンジが見つかってよかった!

そして、本当は写真の〇部分に、マジックテープがついているのがSTANDARDデザイン。

CALMASTOREからもワッペンが発売されることが決定していたのでそのままにするか悩んだのですが、髪の長い女性はテープに髪が絡まる...という意見をいただいたこと、エプロンは汚して使ってガシガシ洗えることが大前提という私の強い思いもあって(笑)、、、思いきってマジックテープなしにしてもらいました。

CALMASTOREのワッペンには、フック側とループ側どちらもセットで販売されるので、つけたい人は自由に好きなところに縫い付けてもらえれば♪と思います。

そうすることで、個人の使い道の自由度が広がる。CALMASTOREの商品です!と主張強めになるよりも、キャンバスは広めに残したほうが買って下さったお客様が自分のお気に入りにするためにカスタムしやすいと思うのです。

・・・と言っても、CALMASTOREファンとしては、ロゴが欲しい人がいるのも分かる。

縫いつけるなんて面倒!って人の気持ちも分かる(笑)

コラボする事で、CALMA STOREを全面に押し出すようなゴテゴテのデザインにする必要はありません。ブランドロゴがつくだけで驚くほど高くなるのもちょっと違う。エプロンは「作業」のためのものだから気軽に手に取れる価格帯であって欲しい。

せめぎ合いのちょうど真ん中。

ROOMSWINGSさんにご協力いただき、STANDARD商品についていた後ろのフック部分をなくし、刺繍ロゴを着地点にしました。

 

刺繍なら洗っても大丈夫だし、髪にも引っかからない。プリントではなく、「刺繍」というところがこだわりです。

ランタンのメンテナンスに使ってもらいたいなと作ったので、当店のランタンラインのMANNERS MAKETH MANのロゴを採用しました。

キングスマンという映画で、主人公が悪役を倒す前に言うこの言葉。

映画の中では「マナーが紳士を作るんだ」という字幕になっているんですが、本当は、オックスフォード大学のニュー・カレッジや、ウィンチェスター・カレッジを創設した中世の神学者、政治家、教育者のWilliam Hormanの名言で、「礼節が人を作る」という意味なんだそうで。

本来の意味合いの中では、生まれや家柄ではなく、努力して培った礼節(適切な礼儀や姿勢、態度)こそが立派な紳士や淑女を作る、ということを伝えていたみたいですね。

「エプロンを着る」という行為に私はどこかその言葉に通じるものを感じるんです。

キャンプには、どこか儀式的な場面がよくあります。

太陽が沈みだして簡単な晩酌のお供を作りながらの1人の乾杯、夕暮れを待ちきれずいそいそと灯すランタン、翌朝まだ静かな気配の中で始める焚き火の始末。

別にわざわざエプロンを着る必要もないひと幕かも知れません。

でも、そんなひと幕の身だしなみをエプロンをまとうだけで「嗜み」に変化させることができる。 

「MANNERS MAKETH MAN」大人な時間の始まりです。

刺繍糸のカラーは、お馴染みCALMA STOREのインスタグラムストーリーの投票で。参加していただいた皆さんに合いそうな色を選んでもらいました。

ぽってりと浮かびあがる刺繍がプリントにはない味わいだしてます♪♪

完成は、11月を予定。

モデルさんに着ていただくのも楽しみです!

 

 

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