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PENT HOUSE──ひとの手で育つ場所
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実はまだ、行けてないんです。
CALMA STOREが東京に構えた空間「PENT HOUSE」。
店主から送られてくる写真やインスタグラムのストーリーで紹介されるたびに気になっていて、「どんな場所なんだろう」「何が待っているんだろう」と、ずっとそわそわしています。
こんにちは!ゆやのです♪
まだ訪れたことがない私が言うのもなんですが、
きっとここは“ただモノを売る場所”ではなく、“人と何かを一緒につくっていくちょっと特別な空間”なのだろうな、と感じています。
その理由は──店主のことを、少しだけ知っているから。
店主との出会いと、変わっていく背中
私と店主の最初のやりとりは、CALMA STOREのランタン〈Victor〉について迷っていたときのDM。
どこの誰かもわからない私に、びっくりするくらい丁寧で親身な返信をくださって、「こんな人が働いているお店なら間違いない」と思ったのを、今でも覚えています。
まさか、たまたま店主が返信してくれているとも知らずに・・・(笑)
…でも、仲良くなってからは少し印象が変わりました(笑)
口を開けば「人嫌いなんです」「ほんっと僕はダメなんだよなー」「ごめんなさい・・・」って言うし、台湾の中でも辺鄙な台東という土地に、あえて人が来づらい場所にお店を構えるような人。
静かに、自分のペースで、そっと暮らしているような人です。
そんな店主が、変わってきたなぁと感じたのは、“ファンミーティング”がきっかけだったように思います。
長くCALMAを応援してくださっているお客様が、なんと自発的に企画してくださったんです。
店主はお酒も飲まないし、誰とでもすぐ打ち解けられるタイプでもない(と本人は言います、みえないですよね?)。
発起人が女性だったこともあり、最初はちょっとおびえていたような…(笑)
でも、いざ行ってみたらどうでしょう。
あんなに渋っていたのに、いまでは2か所のキャンプ場でのファンミーティングに参加。
その変化が、すごく店主らしくて、なんだか嬉しかったんです。
PENT HOUSEという場所が語ること
「さて、この場所をどうしていくつもりなのだろう?」
最初にそう思っていたのに、今、PENT HOUSEは思いきり“人と関わるための場所”になろうとしています。
店主が“人が来ない場所”から始めたCALMA STOREが、こうして“会いに来てくれる人”に向けて扉を開こうとしている。
その変化の源には、間違いなくCALMAを愛してくださっている皆さんの存在があるのだと、私は思います。
ここでは、きっとこんなやりとりが交わされているはずです。
「この生地の色、前とちょっと違う気がするんですけど…」
「うん、実は新しい工房で試作してみたんです」
「このサイズ、ちょっとだけ浅くできたりしますか?」
──そんな会話が、ただの“買い物”を、“一緒に育てる”に変えていく。
PENT HOUSEは、完成されたショールームではありません。
それよりも、試行錯誤中のギアや、失敗作さえも“問いかけの種”として並ぶような、余白のある空間。
ここはまだ完成していません。商品も、空間も、きっと店主自身も。
でもだからこそ、誰かと一緒に、手を動かしながら育てていける余白がある。
「未完成であることを、楽しめる場所」
それが、PENT HOUSEなのだと感じました。
最近、経営の勉強を一から始めているという店主が、こんなことをぽつりと話していました。
「三十人以下の組織は、百年持たないらしいよ」
CALMA STOREは、少数精鋭のチームで丁寧なものづくりを続けてきました。
でも、“組織”としての未来を考えたとき、きっと店主の中にふと芽生えたのだと思います。
「どうしたら、CALMAが長く続いていけるか」と。
その答えのひとつが、PENT HOUSEなのかもしれません。
スタッフだけじゃなく、関わってくれる人、お客様、そして応援してくださるみなさん一人ひとりが、“CALMA STOREの一部”になる。
そんな関係を、対話の中から育てていこうとしているのだと、私は感じています。
また、ここからはじまる何かを。
PENT HOUSEは、まだ完成していない場所です。
でもだからこそ、“一緒に育てていける余白”があります。
CALMA STOREらしくて、店主らしくて、そしてなんだか私たちらしい。
CALMA STOREのこれからが、もっと“ひとくさい”ものになっていくように。
スタッフだけじゃなく、関わるすべての人と、ゆっくり、でも確かに、未来をつくっていけますように。
いつか私もこの場所を訪れて、あの時のDMみたいに、また店主と「対話」ができたらいいなと思っています。
それまでは、こうしてブログから、少しずつその空気をお届けできたらと思います。
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