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News

消耗品ではなく、相棒としての斧を—人と道具の関係を取り戻す

Posted on 3月 11, 2025


こんにちは! ゆやのです♪

商品開発中の斧の話。

前回は、店主の目線から「なぜ、斧を作ろうと思ったのか」を紹介しました。

今回は、CALMA STOREというお店のものづくりとしての斧のお話を…。

道具に宿る心と、二万年続く斧の物語

人類と斧の関係は、二万年にも及ぶ長い歴史があります。

博物館などに行くと必ずと言っていいほど、考古学としての斧、「打製石斧や磨製石斧」を見ることができます。

狩猟、薪割り、家を建てるための材木づくり——。

道具としての斧は、人々の暮らしと密接に結びつき、生活を支えてきました。

けれど、近代に入ると斧の役割は変わり始めます。

使われる用途に合わせ、「自分の手に合った斧」を作るために、柄の太さや長さは自分で調整し、持ちやすさや使い心地を自分仕様に仕上げていく。
そんな持ち主の手仕事の文化と共に、持ち主の手の形や暮らしの背景が刻まれていきました。

柄に彫られる模様や言葉、愛着を持って何年も使い込まれた柄のツヤや手触り。

斧はただの「道具」ではなく、その人の暮らしを支え、心の一部だったのだと思います。

 

「製品」と「道具」の決定的な違い

しかし、南北戦争を経てアメリカで大量生産が始まると、斧も変わっていきます。

以前は「使いやすさ」が最優先だったのに対し、大量生産後は「見た目の派手さ」や「効率」が重視されるようになりました。

柄は美しい曲線を描き、装飾が施され、一見豪華になりました。

でも、それは「心を込めて作られた道具」ではなくなっていった。

工場で同じ型に沿って何本も作られた斧は、もはやその人だけの斧ではなく、「誰でも使える無機質な商品」になってしまったのです。

 

CALMA STOREが届けたいもの

私たちCALMA STOREが今、斧を作ろうと思った理由は、まさにそこにあります。

二万年も人類と共に歩んできた斧が、今や“消耗品”になっていること。

それが、どうにも寂しいと感じるのです。

私たちは、斧を「ただの道具」として作りたいわけではありません。

それを持つ人が、使い込むほどに愛着を持ち、「これは自分の斧だ」と感じられるような道具を届けたい。

だからこそ、私たちは大量生産ではなく、小さな工房で一つひとつ丁寧に作ることにこだわります。

柄の形も画一的なものではなく、持つ人の手に馴染むような形状を追求できるとなおいい。

斧を手に取ったときに、道具に宿る“あたたかみ”や“歴史”を感じてほしいのです。

 

道具に心を込めること

100年前の民具には、持ち主の心が宿っていました。

手作業で作られた柄の曲線、使い込まれて滑らかになった手触り。

使う人と道具の間に生まれる愛着は、工業製品からは決して生まれません。

日本には「八百万(やおよろず)の神」という考え方があります。

石や木、山や川、そして道具に至るまで、あらゆるものに神が宿ると信じられてきた文化です。

古くから日本人は、斧や包丁、鋸(のこぎり)などの道具に対しても、ただの「物」としてではなく、“命を持つ存在”として接してきました。

だからこそ、長く使い込んだ道具には「魂」が宿るとされ、役目を終えた道具を手放す際には「供養」を行う風習まであります。

それは、道具を作る人、使う人、そして道具そのものに対する深い敬意の表れでした。

工場で大量生産された斧からは、残念ながらその神聖な温もりを感じることは難しいでしょう。

けれど、一つひとつの道具に心を込めて作り上げることができれば、きっとその道具はまた「魂」を宿し、持ち主の暮らしとともに育っていくはずです。

だからこそ、開発中の段階から、この「物語」を一緒に見届けてほしいと思います。

ただの消耗品ではなく、心のこもった道具を届けたい。

人と道具が共に時間を重ね、使い込まれるほどに味わいを増し、いつしか「これは自分の斧だ」と胸をはれるような商品をお届けできたら・・・と思っています。

「金の斧でも銀の斧」でもなく、CALMA STOREの斧が選んでもらえるようになるといいなぁ♪

 

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