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守破離のカルマ——変わりゆく中で、変わらないもの
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元々、自分自身がCALMA STOREのお客さんだった私。
こんにちは♪ゆやのです♪
インスタを通してカルマファンの皆さんと交流する中で、
「最近、カルマをいろんな場所で目にするようになった」と、ちょっとした戸惑いを感じている声を耳にすることがあります。
正直に言えば、私自身も同じ。
“私だけの秘密基地”のように思っていたCALMA STOREが、
今ではたくさんの人に知られ、愛される存在へと広がっていく姿に、
少しだけ寂しさを覚えることがあります。
でもその気持ちは、同時に“成長を見届けている”実感でもあります。
カルマが守ってきた想いを軸に、新しい挑戦を重ねているからこそ、
こうして広がっているのだと感じます。
そこで思い出したのが「守破離」という言葉です。
茶道や武道の世界でよく用いられるこの考え方は、
“型を守り、型を破り、やがて型から離れる”という成長のプロセスを表しています。
2019年に歩み始めたCALMA STOREを振り返ると、まさにこの「守破離」に重なるように思います。
実はこの言葉を初めて知ったのは、私がまだ一人の“カルマのお客さん”だった頃。
店主が「好きな言葉なんです」と話してくれたのを聞いて、強く印象に残っていました。
当時は正直「難しそうな言葉だな」と思ったのですが、今こうしてカルマの歩みをそばで見ていると、その意味が少しずつ理解できるようになってきました。
守 —— 大切にしてきたこと
CALMA STOREが始まったころから一貫して大切にしてきたのは、
“本当にいいと思えるものを、必要な分だけつくり、丁寧に届ける”という姿勢でした。
大量生産に流されず、職人の手仕事を尊重し、ひとつひとつのギアに思いを込める。
決して派手ではないけれど、静かに熱を持ったモノづくりを守り続けてきました。
「ちょっと不便だけど、それでも欲しい」
「待つ時間すらも楽しみの一部になる」
そんな風に共感してくれるお客さんに支えられてきたのも、この“守り”の時代があったからこそだと思います。
破 —— 新しい挑戦
けれど、ただ守っているだけでは、世界は閉じてしまいます。
カルマが本当に大切にしている価値観をもっと分かち合うために、私たちは少しずつ外へと踏み出しました。
他ブランドとのコラボレーションや、POP UPイベントへの参加。
それは単なる宣伝や話題づくりではなく、カルマのものづくりを知ってもらい、実際にCALMA STOREの商品を選択し、使ってくださっているユーザーさんにお会いするという新しい扉でした。
初めてカルマを知った方が「こんな考え方があるんだ」と共鳴してくださったり、
ずっと応援してくれていた方が「広がっていくのはちょっと寂しいけど、やっぱり誇らしい」と言ってくれたり。
実際にいただいた声の中には、
「下火のキャンプ業界だけど、元気に成長を感じる」
「商品の紹介が長いところに、すごく愛情を感じていい!」
「ものづくりのこだわりを感じる。ぜひうちでも商品を扱わせてほしい」
といった言葉もありました。
“破る”ことで生まれた出会いや景色、そして声の一つひとつが、私たちにとって大きな力になっています。
離 —— これからのカルマ
“破る”ことで生まれた勢いに、私たち自身が追いつけ追い越せの状態。現在進行形💦
小さな組織だからこそ、その一歩一歩は決してスムーズではありません。
それでも挑戦を重ねるのは、世代を超えて続く経営を目指す店主の想いがあるからです。
現世に残るアンティークがそうであるように、
私たちのものづくりから生まれたギアたちも、年月を経てなお誰かに使われ、残っていく存在でありたい。
そんな願いを込めて、日々の挑戦を積み重ねています。
まだまだ小さな組織ですが、少しずつ、確かに成長を続けています。
できることなら、もし「最近のカルマはちょっと違うな」と感じて離れてしまった月日があったとしても、
ふと手にしたランタンに灯をともした時、
久しぶりにシェラカップでキャンプ飯を食べた時、
「あいつ、元気にやってるかな?」とCALMA STOREのことを思い出してもらえるようなお店でありたいのです。
守破離の歩みのなかで、CALMA STOREは変わり続けています。
でも、変化するほどに強く思うのは——忘れられることが一番怖い、ということ。
欲を言えば、デザートみたいに“たまに楽しむ存在”じゃなくて、
日々のごはんみたいに“主食”として、これからもみんなの暮らしにあり続けたい。
だからこそ、私たちは派手さよりも「日常に馴染むデザイン」にこだわっています。
気がつけばいつもそばにあって、ふとした瞬間に思い出してもらえるような存在でいたい。
写真もなしで長々と今の思いを書いてみました。お読みいただきありがとうございます!(ちなみにTOPの画像は私がCALMA STOREに一目惚れしたきっかけのVICTORの写真で、PCのホーム画面にしています笑)
どうかこれからも、あなたの時間のどこかに、CALMA STOREが寄り添えますように。
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