CALMA STOREスタッフゆやのです♪ 最近読んだ本の中に男性の脳と女性の脳は作りが違うと書かれてました。 一説では、進化の過程の中で男性は狩りを、 女性は子育てと家事をしているうちにそれに特化した脳に進化したのだとか。 それが本当かは別として、男性と女性ではデザインや色の好みも 大きく異なっているなーと感じることが多くあります。 そんな中、CALMA STOREのものづくりは徹底して、 どちらにも属す「中庸」。 なので、店主に商品に対して意見を求められた時は、 女性脳をできるだけ回転させます。 男か女かどちらかに全振りしない分、ものづくりはいつも一向に進みません・・・(涙) あれ?そういえば、中庸にこだわるのはなぜか、店主に聞いたことないな。 そこはまた今度。 女子キャンパーとして、人気な色だと思うのに キャンプギアでこの色みたことないな~と思う「色」を考えたとき 一番に思いつくのがピンクでした。 実際、黒ギアは確固たる地位を確立しちゃってるし、 白ギアも有名なインスタグラマーさんがいらっしゃる。 赤や青、黄色なんかはその目立つ色によって登山系のテントでよく見かける。 人とはちょっと違ったスパイス、「個性」のためのピンクってありだなぁと 思ってて、店主に「ピンクが似合う男性って素敵だと思うんですよね~」って 話をしていました。 そんな雑談を覚えていたかどうかは定かではないですが、 先日、打ち合わせで韓国に行っていた店主から送られてきた数枚の写真・・・。(と、興奮気味な店主のメール) 大量生産ではない誰がデザインしたかもわからない 1ロール 女子過ぎる「ベビーなピンク」でも イタリアのちょい悪親父の好みそうな「サーモンピンク」でもなく このピンクはなんというか「サンセット」ピンク! この隣のベージュ迷彩を選ばなかった店主に拍手(笑) ピンク広げてる周りに男性しかいないという光景を想像すると クスッとしてしまう・・・。 ピンクな迷彩、しかもピンクが絶妙に「中庸」 きっとこんな出逢いがあるから、元アンティークバイヤーの店主は、 各国のマーケットを巡ることがやめられないのだろうなと思います。 そこには「運」も必要。 仕事に全振りしてるな~と若干心配になる店主ですが、 間違いなく「運」はこういった出逢いに使い果たしている気がします♪ (この半年だけで、海外でそんなことあったらヤバいだろ~というようなツイてないことが多々あっておりまして・・・) この生地から、今回様々な商品ができあがりました。 今回、デッドストックの生地ということで商品に限りがあるので、 まずは韓国で参加するイベントの限定アイテムとして世にでます。 なぜわざわざデッドストック生地や自分たちの足で選んだ生地を使うのかは 以前のこちらをクリック→アパレル廃棄(衣服ロス)の問題 日本分で数点確保する予定とのことなので、争奪になるような商品になってくれたらいいな・・・。 ピンクを自分の個性に取り入れたい人に、この商品が目に止まるといいなと思います。
CALMA STOREスタッフ ゆやのです。 今日は、今までCALMASTOREが衣服に手を出さなかった理由の一つを紹介。 アパレル業界には、過剰供給と値引き販売が常態化しているため、多くの企業が倒産や撤退に直面しています。 この問題の根本原因は、フリースブームでユニクロが台頭した直後の1999年から始まり、アパレル業界が低価格を競って海外での大量生産を推し進めたことと言われています。また、ファストファッションの台頭もあって低価格競争が加速し、中国よりさらに大量生産の南アジアに生産地が移って過剰供給に拍車がかかり、2015年以降は過半が売れ残る惨状が続いています。 売れ残った衣服がどう扱われているか・・・。目にしたことはありますか。 アタカマ砂漠に積み上がった衣類の山(チリ北部アルトオスピシオで) 撮影者 淵上隆悠さん写真より引用させていただきました。 こちらは、南米チリの北部に広がる「アタカマ砂漠」にある衣服の墓場。 現在、世界中でこのような場所が増えつつあります。 アパレル廃棄については、アパレル業界における深刻な問題の一つと言えます。 「ファストファッション」の浸透で、流行のデザインを取り入れた衣服の大量生産と大量消費が繰り返される中、世界で生産される衣服の量は2014年には1000億着を突破、2000年のおよそ2倍にもなったそうです。環境省が行った調査では、日本で1人が年間に購入する服は平均でおよそ18着。その一方で、年間1度も着ない服は平均で25着にのぼるとのことです。 衣服にそんなに関心のない私。そんなに服は購入しないほうだと思います。 それでも、クローゼットの中をのぞいてみると着なくなった衣服やもう出番を感じなくなった衣服たちが眠っていました。 さらにその多くが化繊物なのにも、驚きです。 思い返すと幼少期、服を買いに行くことは私にとっては特別な日でした。 それは、学芸会や参観日の前の母との背伸びしたお出かけの記憶。 いわゆる都会と言われるところまで電車に揺られて、着いた先には大きなデパート。 7階にはおもちゃ売り場と子供服売り場が立ち並び、可愛らしいマネキンが上等な風合いのよいワンピースを着て待っていました。 あの頃の子供服といえば、コットン100%が当たり前。冬はウールの暖かいベストやセーターを重ね着して・・・。 最近は、服を購入することに、思い出や思い入れを感じることが少なくなったことに気づきます。 町を行かずとも、現代では簡単に衣服を購入することができます。そして、そのほとんどが化繊で安価に手に入り、1年着たら買いなおしてしまうようなものがほとんどになってはいないでしょうか。 CALMA STOREが、アパレルに手を出していいのか・・・・。 店主が自問していた1年ほど前、アパレル廃棄(衣服ロス)の問題を提起され、ともに考えました。 人が生きる上で必ず必要とする、衣・食・住。 アダムとイブが衣をまとってしまった頃から、続く文化。 自分達が作ろうが作るまいが、人は服を買うし、作る。ならば、世界的に問題となっている衣類の廃棄問題や環境問題に対する具体的なアクションをしたい。 世の中に肯定的な違いを生み出す試みの一つとして、丈夫で飽きのこない、長く長く使える衣類を展開して行きたい。 服1着作るのにこんなに悩んでいるところはおそらくうちくらいでは・・・(苦笑) 根本的デザインには、やはり現代の古着としても愛されていて需要もあるカレッジスウェットを見本に。(もう一つのデザインについてはまた次回) 物語のあるものづくりを・・・、空想好きなCALMA STOREは、架空の大学をイメージして粗方のロゴを専属デザイナーと考えました。 そうしていつもの如く、インスタグラムストーリーにてカルマユーザーさん方のアンケートを基に作ったのがこちらです。 CALMA STORE ORIGINAL ITEM – calma store Japan (↑↑上記をクリックでオンラインストアへジャンプします。初回価格にて予約受付中です。) 生産側の努力として、毎日着てても飽きないシンプルさを大事にしています。いつの時代も愛されるデザイン。 型からパターンをおこし、生地から作る。出来合いのものに印刷したわけではありません。生地は厚めの500GSM分厚すぎると動きにくくて重い。しかも重ね着しにくい。触ったらわかる、しっかりとした生地。100%COTTONです。 透けたりボディラインも出にくいので、女性でも1枚で着られるし、上にもう1枚羽織っても野暮ったくならない素材の良さ。 キャンプで就寝の際に着替える男性は少ないと聞きました。ぜひ寝心地を求めて、着替えてもらえたら嬉しいです。 室内でちょうど良く、重ね着もできる厚みへのこだわり。 このあたりは店主の好みが色濃くでております・・・・。スタッフTと同様、タフなので沢山着て、沢山洗ってください。そうして、愛着のある1枚に仕上げていただけたらと思います。