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心の内にある居場所

心の内にある居場所

Posted on 10月 11, 2026


最近、息子の親離れが少しずつ進んでいるのを感じます。

買い物やちょっとしたお出かけに誘っても、「留守番しとく」と、なんともつれない返事。

少し前までは、「ママと行く」ってどこへ行くにもついてきてくれたのに。

子どもの成長は嬉しいものですが、親としては少々寂しいものです。

こんにちは、ゆやのです♪

上の娘とは年が離れて生まれた息子。

家族みんなに可愛がられ、穏やかな性格の彼は、まさに我が家のマスコット的存在でした。

目の中に入れても痛くないとは、きっとこういうことを言うのでしょう。

そんな息子も、いつの間にか小学5年生。

成長してほしいと願いながら、いつまでも小さなままでいてほしいと思ってしまう。

親というのは、なんとも勝手な生き物ですね。

石鎚山に行こう

そんな息子を誘って、四国の石鎚山に登る計画を立てました。

石鎚山は日本百名山のひとつ。

せっかくなら一緒に登りたいと思い、あれこれ魅力を伝えてみました。

日本を代表する山のひとつであること。

ロープウェイを使って、ある程度無理なく、登り始められること。

ちょうど紅葉の季節だから、きっと素晴らしい景色が見られること。

少しでも興味を持ってもらおうと、あの手この手でプレゼンする私(笑)

すると息子が、ぽつりと。

「クラスのみんなに、タブレットで写真撮って送りたいから、行こうかな。喜ぶと思う」

タブレットに送るとは??

息子の通う公立小学校はICT教育推進校。

1人1台タブレット端末を学校から貸出していただいており、その中にクラスルームというオンライン上の仮想教室があり、課題や発表の場として活用されています。

その中で、クラスのみんなとチャットや生活の中でのひとコマなどのやり取りをしているのだそう。

「友達に送りたい」

そんな気持ちを聞いたとき、なんだか胸がいっぱいになりました。

私の知らない、息子の世界

息子にとって石鎚山は、ただ家族と出かける場所にはならなかったんです。

そこで見る景色を、学校の友達にも見せたい。

自分がきれいだと思ったものを、誰かと分かち合いたい。

そして何より、「みんなが喜ぶと思う」と。

その言葉が、とても美しく感じられました。

いつの間にか、この子の心の中には、家族以外の大切な人たちがいる。

私の知らない会話があって、私の知らない楽しみがあって、私の知らない世界が広がっている。

そして、その世界にもちゃんと自分の居場所を見つけている。

そんなことに、ふと気づかされた瞬間でした。

居場所は、ひとつじゃなくていい

子どもが小さい頃、世界の中心にはいつも家族がいます。

嬉しいことがあれば真っ先に話してくれて、悲しいことがあれば抱きついてくる。

知らないものに出会えば手を握り、不安になれば振り返る。

親は、そんな「子どもの世界の大部分」を占めています。

でも、成長とともにその世界は少しずつ広がっていく。

友達ができて、好きなものが増えて、自分だけの考えを持つようになる。

親の知らない場所で笑い、親の知らない誰かを大切に思うようになる。

そうやって、心の中にいくつもの居場所が生まれていくのでしょう。

考えてみれば、それはとても幸せなことです。

自分を受け入れてくれる場所が、家族のほかにもある。

会いたいと思う人がいて、喜ばせたいと思う人がいる。

そんな世界が、この子の中に少しずつ育っている。

親離れというと、どこか離れていくことばかりを想像してしまうけれど。

本当は、離れていくというよりも、世界が広がっていくことなのかもしれません。

心の内にある居場所

人はきっと、生きていく中でいくつもの居場所に出会います。

家族の中にある居場所。

友達の中にある居場所。

学校や仕事、趣味を通じて出会う人たちとの居場所。

そして、それらはずっと同じ形で続くとは限りません。

環境が変われば、関係も変わる。

かつて心地よかった場所が、いつの間にかそうではなくなることもあるでしょう。

それでも、誰かと過ごした時間や、そこで感じた温かさは、きっと心の中に残っていく。

そう考えると、居場所というのは、ただ自分が身を置く場所のことではないのかもしれません。

大切な誰かを思い浮かべること。

自分の見た景色を、あの人にも見せたいと思うこと。

そんな気持ちが生まれるところにも、居場所はあるような気がします。

今回、息子が見せてくれたのは、まさにそんな心の風景でした。

いつか、私の知らない景色へ

子どもの世界が広がることは、親の世界からいなくなることではない。

きっと、心の中に帰れる場所が、ひとつずつ増えていくということ。

そう考えていると、ふと、CALMA STOREとカメリア温泉キャンプ場で開催している「Castle camp」のことを思い出しました。

Castle campでは、子ども連れでの参加を「大」歓迎しています。

それには、私たちなりの理由があります。

この場所で生まれる出会いや経験を、次の世代にも受け継いでいきたい。

そんな想いがあるからです。

第一回目のCastle campでは、子どもたちも積極的にボランティアに参加してくれました。

大人たちに交じって一生懸命に動き、キャンプの中にたくさんの笑顔を連れ込んでくれた子どもたち。

その姿を見て、子どもはただ何かを教わったり、与えられたりするだけの存在ではないのだと感じました。

子どもたち自身もまた、誰かを喜ばせ、その場所をつくっていく存在なんですよね。

そして、そんな経験のひとつひとつが、いつか彼らの心の中に残る居場所になってくれたら嬉しい。

大人になったとき、ふと思い出す景色や、そこで出会った人たちの笑顔。

そんな記憶を、これからも一緒につくっていけたらと思います。

息子が石鎚山の景色を友達に見せたいと思ったように。

いつかCastle campで過ごした子どもたちも、そこで感じた楽しさを、また誰かに届けてくれるかもしれません。

そうやって、思い出や想いが少しずつ受け継がれていく。

それもまた、私たちがCastle campで大切にしていきたいことのひとつです。

……とはいえ、息子にはまだまだ母とも遊んでほしいものですが。笑

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