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人が物を捨てる理由
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最近Threadsで、ある投稿を見かけました。
中古ショップで見つけた古いパンプス。
傷もあって、少しくたびれていて、埃もかぶっていたそうです。
でも、その方はそのパンプスを見て、
「かわいそう」
と思ったのだとか。
こんにちは、ゆやのです♪
その話を読んだ時、
私はパンプスそのものよりも、
「かわいそう」
という言葉が妙に心に残りました。
だって不思議ですよね。
パンプスは物です。
痛みもなければ感情もありません。
それなのに私たちは時々、
古い椅子を見て
「頑張ったね」
と思ったり、
傷だらけの道具を見て
「まだ使える」
と思ったりします。
物なのに、まるで人格があるように感じてしまう。
考えてみると、日本には昔からそんな感覚があります。
山にも神様がいて、
川にも神様がいて、
道具にも神様が宿る。
八百万の神という考え方です。
長く使われた道具には魂が宿るという付喪神の話もあります。
だから私たちは、
物を単なる物として見ていないのかもしれません。
その物が過ごしてきた時間や、
持ち主との思い出まで含めて見ている。
だから、
「古い靴」
ではなく、
「かわいそうな靴」
になる。
私は以前、
アンティークについて考えたことがあります。
アンティークは古い物のことだと思っていました。
でも最近は少し違う気がしています。
アンティークとは、
古い物ではなく、
誰かが捨てなかった物なのではないか。
🔗「以前書いた『誕生日と、未来の話』でも、未来のアンティークについて少し考えてみました。」
壊れたら直し、
傷が付いたら使い続け、
何十年も手元に残された物。
そうやって何度も人に寄り添い、
息を吹き返した物だけが、
アンティークになる。
人が物を捨てる理由は色々あります。
壊れたから。
使わなくなったから。
暮らしが変わったから。
でも本当に捨てられなくなる物というのは、
機能や値段ではなく、
記憶が宿った物なのかもしれません。
初めて家族で行ったキャンプで使ったランタン。
子どもが小さかった頃に使っていた椅子。
旅先で買ったマグカップ。
その物を見ると、
物そのものではなく、
その時の景色や会話まで思い出す。
だから捨てられない。
CALMA STOREでは、
「未来の思い出のための道具」
という考え方を大切にしています。
私たちが作りたいのは、
ただ便利な物ではありません。
10年後に見返した時、
「あの時使っていたな」
と思い出せる物。
20年後も、
手放さずに残っている物。
未来のアンティークです。
人が物を捨てる理由。
私には、その答えがまだよく分かりません。
でも、
人が物を残す理由なら少し分かる気がします。
それはきっと、
その物の中に、
自分の時間や思い出が宿っているから。
物を残しているようで、
本当は記憶を残しているのかもしれません。
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