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人が物を捨てる理由

Posted on 6月 16, 2026


最近Threadsで、ある投稿を見かけました。

中古ショップで見つけた古いパンプス。

傷もあって、少しくたびれていて、埃もかぶっていたそうです。

でも、その方はそのパンプスを見て、

「かわいそう」

と思ったのだとか。

こんにちは、ゆやのです♪

その話を読んだ時、

私はパンプスそのものよりも、

「かわいそう」

という言葉が妙に心に残りました。

だって不思議ですよね。

パンプスは物です。

痛みもなければ感情もありません。

それなのに私たちは時々、

古い椅子を見て

「頑張ったね」

と思ったり、

傷だらけの道具を見て

「まだ使える」

と思ったりします。

物なのに、まるで人格があるように感じてしまう。

考えてみると、日本には昔からそんな感覚があります。

山にも神様がいて、

川にも神様がいて、

道具にも神様が宿る。

八百万の神という考え方です。

長く使われた道具には魂が宿るという付喪神の話もあります。

だから私たちは、

物を単なる物として見ていないのかもしれません。

その物が過ごしてきた時間や、

持ち主との思い出まで含めて見ている。

だから、

「古い靴」

ではなく、

「かわいそうな靴」

になる。

私は以前、

アンティークについて考えたことがあります。

アンティークは古い物のことだと思っていました。

でも最近は少し違う気がしています。

アンティークとは、

古い物ではなく、

誰かが捨てなかった物なのではないか。

 

🔗「以前書いた『誕生日と、未来の話』でも、未来のアンティークについて少し考えてみました。」

 

壊れたら直し、

傷が付いたら使い続け、

何十年も手元に残された物。

そうやって何度も人に寄り添い、

息を吹き返した物だけが、

アンティークになる。

人が物を捨てる理由は色々あります。

壊れたから。

使わなくなったから。

暮らしが変わったから。

でも本当に捨てられなくなる物というのは、

機能や値段ではなく、

記憶が宿った物なのかもしれません。

初めて家族で行ったキャンプで使ったランタン。

子どもが小さかった頃に使っていた椅子。

旅先で買ったマグカップ。

その物を見ると、

物そのものではなく、

その時の景色や会話まで思い出す。

だから捨てられない。

CALMA STOREでは、

「未来の思い出のための道具」

という考え方を大切にしています。

私たちが作りたいのは、

ただ便利な物ではありません。

10年後に見返した時、

「あの時使っていたな」

と思い出せる物。

20年後も、

手放さずに残っている物。

未来のアンティークです。

人が物を捨てる理由。

私には、その答えがまだよく分かりません。

でも、

人が物を残す理由なら少し分かる気がします。

それはきっと、

その物の中に、

自分の時間や思い出が宿っているから。

物を残しているようで、

本当は記憶を残しているのかもしれません。

 

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